八王子流れ橋について

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■昭和35年ごろ

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＜Ｑ＆Ａ＞

Ｑ：いつから、橋を作っているの？
Ａ：大正時代の地図にも、橋が記載されています。
　　戦国時代からあるという説もありますが、江戸時代でしょう。

Ｑ：なぜ、この橋を利用するの？
Ａ：大幡地区は、地形的に山と川に挟まれています。
　　市街地方面へ行くのに、下流に利用できる橋がありません。
　　上流の橋北大橋は、逆方向で遠回りの上に上り坂がきつく歩く人には不便です。

Ｑ：利用者は？
Ａ：大幡町会の住民の通勤／通学は勿論、近隣住民のジョギングコースです。
　　美山地区や宝生寺団地の学生達は自転車通学道路としても利用しています。
　　休日になると、遠くから古道散策やサイクリングに訪れます。
　　何よりも、足腰の弱いお年寄りには近くの天使病院へ行くのに必要な橋です。

Ｑ：違法行為では？
Ａ：昭和39年施行の河川法で、違法工作物になってしまいました。
　　東京都より警告を受けたため、近隣住民3500人の署名を集めて、東京都へ検討して
　　ほしい旨を陳情しましたが、東京都は八王子市と協議する予定がありません。

Ｑ：利用者は、どれくらい？
Ａ：100人/日ぐらい通行しているので、往復で73000回/年利用されています。
　　200年ぐらいの歴史があるので、1000万回以上利用されたことになります。

Ｑ：なぜ、流れるの？
Ａ：橋の高さが、河川敷と同じ高さ（100cm程度）だからです。
　　幅90cmしかありませんので、これ以上は怖いです。
　　大雨が降ると、水深が100cmぐらいになり、流れてしまいます。


Ｑ：橋の材料が流れると、ゴミになりませんか？
Ａ：橋の材料は、橋脚共に、両岸からワイヤーで、固定されています。

Ｑ：住民が望んでいる橋は、どんな橋。
Ａ：コストをかけずに河川敷間を結ぶ、遊歩道（沈下橋）です。


Ｑ：なぜ、ここに安全な橋が架けられないのか？
Ａ：流れ橋の両側河川敷が私有地になっているので都道は作れない。（東京都）
　　大きな橋を架けるには、数億円の費用がかかります。（八王子市）
　　大幡町会の170世帯程度では、費用対効果が得られない。（八王子市）

　　新幹線（陵北大橋）があれば、在来線（流れ橋）要らないということですかね。


Ｑ：どうしたら、橋がかけられるの？
Ａ：過去に何人も川に落ちて怪我をした人も少なくありません。
　　それでも、自分の責任で渡り続けるのは、なぜでしょう。
　　法律上、ここに橋を架けられない理由はありません。
　　八王子市が整備した通勤/通学用の浅川ゆったりロードが流れ橋に接続しているので、
　　八王子市は道路ではなく河川敷の浅川ゆったりロードの一部として遊歩道を整備して、
　　東京都へ許可申請するだけでいい。
　　大幡町会の住民は、橋を架ける費用が無いのなら橋脚だけでもいいと言っている。
　　橋は大幡町会防災隊が管理しているので、定期メンテナンスや管理も行える。
　　予算が無いのなら、行政が材料さえ提供してくれれば、大幡の無償ボランティアが
　　40〜50人は集まりますので今すぐにでも安全な橋が簡単に架けられます。
　　昭和の頃は、八王子市が架けてくれたことが1度だけありましたが、わずか3日で
　　流れたそうです。その後は、選挙用コンパネを再利用していたそうです。
　　何よりも、東京都と八王子市のやる気次第。
　　中核市になった八王子市がいつまでも解決できないのは、八王子市民として
　　恥ずかしい限りです。